ホーム > 診療内容 > ドライアイ/涙点コラーゲンプラグ治療
涙の分泌量(ぶんぴつりょう)が少ないために、眼球(がんきゅう)の表面が乾燥して結膜(けつまく)が充血したり、角膜(かくまく)に傷がついたりするものです。
またパソコンなどを用いての作業が増えているため、目の疲れとして感じる人も多いようです。
現在、目に違和感や疲れを感じている人ははっきりした自覚症状がなくてもドライアイかもしれません。
涙点プラグはドライアイなどの涙の量が少ない場合の治療法としては非常に効果的な治療法の一つで、目頭の上と下に1つづつある、涙の排出口である「涙点」をプラグ(栓)でふさいで、涙が鼻に抜ける通り道を塞ぎ、眼の表面での涙を溜める治療法です。
現在、固形のシリコーン製の極小のプラグ(直径0.5~1ミリ程度)を、涙点に装着する方法と、液状のコラーゲンプラグを注入する方法の二種類があります。いずれも保険適応となっており、痛みもなく外来で短時間で施術できます。施術後すぐに涙が溜まり、症状が改善することが認められており、ドライアイの画期的な治療方法となっています。また、違和感や結膜の充血などがあっても、多くの場合には即座に抜去が可能です。ただし、多くのメリットに対して、涙があふれてしまう流涙や、固形のプラグではプラグの脱落、装着後の刺激による肉芽形成などの可能性もありますので、適応となった場合は主治医とよく相談をして、治療に対する理解を深めたうえで行うようにしましょう。また、涙点プラグの挿入後は、こまめな洗眼で治療の快適さや効果が高まります。