アレルギー性結膜炎とは、花粉やハウスダストなどによる
アレルギー反応による「目のかゆみ」や「目の充血」が起こる病気です。
日本人のおよそ15~20%がかかっていると推定されており、近年、患者数は増加傾向にあります。
症状としては、目や瞼がかゆくなり、こすったり、掻いたりするとしだいに痛みが加わって
目がゴロゴロした感じになります。
かゆみの症状が出た段階での受診をおすすめします。
アレルギー性結膜炎には、「季節性アレルギー性結膜炎」、「通年性アレルギー性結膜炎」、「春季カタル」があります。
●季節性アレルギー性結膜炎
毎年決まった特定の時期に症状が見られます。 花粉症のよる結膜炎などが季節性アレルギー性結膜炎です。
こうした花粉症の患者は全国で約2千万人もいるといわれています。
●通年性アレルギー性結膜炎 ハウスダスト、ダニ、カビ、ペットの毛など、1年を通して存在するものが原因となるアレルギー性結膜炎です。
春には主にスギ、ヒノキ、夏~秋には主にイネ科、秋には主にブタクサ、ヨモギの花粉が良く飛散します。
1、抗アレルギー点眼薬による治療
主に使う目薬です。コンタクトの上から使える目薬や新しいアレルギーの目薬やジェネリック(後発品)の目薬など数種類の目薬を当院では用意しております。患者様の状態によって使い分けます。
2、ステロイド点眼薬による治療
アレルギー症状が強い場合に使う目薬です。非常によく効く目薬ですが、ステロイドなので副作用などに注意しながら調整して使います。
当院ではアレルギーの原因を血液検査で調べることができます。約40種類のアレルギー原因を調べられます。(ダニ、カビ、花粉、食べ物など)
花粉症の点眼治療は、原因の花粉が飛散する2週間程度前から抗アレルギー点眼を点眼するとより効果的と言われています。
※『約40種類のアレルギー原因を調べられます。(ダニ、カビ、花粉、食べ物など)』
・室内をこまめに掃除をする
・寝具の手入れを怠らない
・洗濯物を外に干さない
・外出時にはメガネやゴーグル、マスクを着用する
・外出から帰宅した時に服についた花粉を払う
・帰宅後は洗顔、うがいなどで体から花粉を落とす